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uSDXの出力、効率アップのためのLPF調整 [uSDX]

TriBandの基板を使って、LPFの調整をしました。
これまでWB2CBA OMのデータを使って、調整をしていましたが、目的の出力と効率が得られないLPFがありました。
LとCのばらつきばかり考えていたのですが、メイン基盤を変えると同じLPFでも出力が変化することに気がついて、LPFのばらつきではなくBS170のばらつきではないかと疑いました。
BS170のCossです。データシートでは17pFから30pFであり、3つが並列になっているので、51pFから90pFです。これは無視できません。LPFのC1からCoss分を引かないといけません。TriBandのLPFは、17pFで計算されているようです。
7MHzでテストしました。C1の数値300pFから80pFを引いて、220pFにしてテストをしました。300pFの時は電圧12Vで2.9Wでしたが、3.4Wになりました。200pF、180pFと変えてみて、180pFで4W、効率75%になりました。
このテストの結果として、設計時の数値が明確ではなかったことと、BS170のばらつきも考慮する必要があるということでしょう。
予想通りの出力や効率が出ない場合、BS170のCossのばらつきを疑ってみるべきです。特に安い中華製を買った場合は。実は、ali expressで買ったBS170がNPNトランジスタだと先日分かったことから今回のテストをする気になったのです。
もし思うような出力が得られない場合はC1を変更してみてください。

uSDX-QuadBand-LPF-Component-values-table.jpg

出力容量.jpg
タグ:USDX LPF
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